CHART-DATE : (1998/07)
作品
3アミーゴーズ
… ズッコケ三人組 怪盗X物語

(ヒロイン:センセイ)


お話

 けっこう社会派ドラマ(?)


お話

 夏休みも近い夏の瀬戸内海の町にやってきた、怪盗X出現の噂と、教育実習の女先生。ハチベエ、モーちゃん、ハカセの三者三様の夏の1ページ。それぞれの小さいエピソードがひと夏の出来事(って書くとちょっとネ…)として語られ、それはやがてクライマックスにひとつに収束していく。そして淡い思い出とともに夏は過ぎていくのだ。
 いいよね。“子ども映画”といってはそれまでだけれど、かつて子どもだった人なら絶対にわかる。そんな話。

 俺の夏休み原体験って、小学校4年から6年にかけての福島で、朝から日が暮れるまでチャリンコで山や川や森ん中を走り回っていた。映画の中で描かれている夏は今はもうありえない夏の形なのかもしれない。しかし、俺にとってはこれこそが夏休みなのだ。

 冷静に観れば確かに荒い部分は多くて、例えば“なんで唐突に地震が起きるのか?” とか“彼は本当に怪盗Xだったのか? そして生き延びることができたのか?”など、答えを与えられないまま未消化のうちに終わってしまう部分も多い。が、そこはそれ、いちいち目くじらをたてなくてもいい部分なんだろう。


お話

 役者陣が予想外に濃い。梅宮辰夫や藤竜也、原田大二郎とかラッキー池田とかね。残念なのは女子小学生が全然活躍しないとことろ(ウソ)。


お話
★★★ ☆☆

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