CHART-DATE : (1999/03)
作品
銃衣
… ガンドレス

(キャラ原案:士郎正宗)


お話

 ハードボイルドギガパンクムービー(パンフレットより)だってさ。笑っちゃうゼ。


お話

 結局放映までに完成しなかったという曰くつきアニメ、物見遊山気分の大らかな気持ちで観ようと思ってはいたのだけれど… 未完成部分が複数個所ありますというので、ま5、6個所くらい動撮になっちゃてんのかなと思ったら、なんとほぼ半分が未完成だとは。ちょっとひどすぎるんじゃないですか? 仮にもカネとって見せるものだぞ。

 まあ、でもこっちは未完成を承知で見にいったわけだからそれはいいとしよう。音がずれているのも、ところどころ動きが変なのも、未完成だからということにして目をつぶるよ。
 なぜならそんなことが問題にならない程ひどかったから。作画最低、シナリオ最悪、演出なんか目もあてられない。シロートアニメとどこが違うというのか。客をなめるな(あ、いけね。つい口調が)。

 何に惹かれたかというとやっぱ士郎正宗なわけね。でもそれが未だかつて成功したためしがないというのも十分わかっていたりする。士郎キャラの魅力とは描き込みの魅力にあると思うのだ。だから金と人材に余裕がない場合、より少ない線で表現しなければならない(そうじゃないととてもじゃないがおっつかない)アニメにすると、どうしてもその迫力/魅力がなくなってしまう。というわけでよほど作画に気合いが入ってないとチャチなもんになってしまうんだろーなことは観る前からわかっていた。
 それでも“アニメーション”していれば、なんとかなったであろう。ところが全然動かねーでやんの。アクションアニメなのにさ!

 話だってひどいもんだよ。美少女とパワードスーツのメカアクションなんて“10年前”。それだけでも陳腐だのに、ストーリーがまた輪をかけて古くさい。なんだかなぁ。登場人物の数だってそんなに多くもないのに、書き分けられていない。ステレオタイプで魅力皆無。絵コンテもそのシーンででなにを描きたいのかがわかっていないから中途半端なアップやロングショットばっかり。凡庸だったらありゃしない。

 救いナシ。全くナシ!

 とりあえず夏に届く完成版ビデオでどのくらいよくなっているか見はするけれど… でもダメだろーな…


お話

 SFスーツがたくさん見れたのだけがココロの支え(ウソ)。


お話
☆☆☆☆

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