CHART-DATE : (2000/01)
作品
お笑い芸人
… ナトゥ

(企画:やっぱ日本から持ちかけたのか?)


お話

 騙されて捕まって脱走して暴れて結婚。


お話

 思った以上に普通だった。といってもなにが普通なんだかよくわからないが、とにかく普通にインド映画だった。
 話も貴種流離というもっともポピュラーなネタをダイレクトに描いている。ちょっと違うのは主人公が思いきり貧乏生活をしていることで、これはむしろ日本の下町映画感覚に近いのかもしれない。もっともどこの国でもよくあるテーマなんでしょうけれどね。だから安定してみられるというのはあるのかもしれないね。

 しかしなんだな。やはり40分弱という時間はやはりあまりにも短すぎる。駆け足ダイジェスト、とまではいかないまでも大きな伏線もなくかなりストレートな話になっている(といっても“あの”インド映画を基準にして、だが)。こってりゴテゴテを除いたインド映画はこんな感じなのかね、というところです。

 ま、それなりに楽しめました。


お話
  1.  ナンちゃんが『南々見狂也』なのがこだわりですかね、虚構の人格をまっとうするという点においてね。
  2.  ダンスがんばってるけど、それなりに踊れてるけれど、でもやっぱり本場のプロから比べてしまうとワンランクさがるのはいたしたかないことなのだろうか。オレ的には牢名主のマッチョハゲ、カシャーンカーンが一番ぐっときたぜ(とうとうサブ方面にまで… はっ!)
  3.  やっぱり日本人と中国人が主役というのは微妙にヘン。画面から浮いている。といっても完全に浮きまくっているのではなく、なんとなくおかしいぞ? といった感じで、そんなどことなくヘンというのが、よけいヘンだ。

お話
★★★ ☆☆

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