CHART-DATE : (2000/03)
作品
どの口が云うか?!
… 発狂する唇

(監督:佐々木浩久/凌辱:美輪ひとみ)


お話

 しあわせはどこにある どこにもないの
 あのひとはどこにいる どこにもいない


お話

 どうしてくれよう。類い稀なる大バカである(褒め言葉)。快楽原則のみに従って作られた、意味はないけどなんでもあり、腰が抜けること必至の超バカ映画。いやはや愉快痛快。

 エログロナンセンス満載なアクションホラーである。まるで大学の映画サークルが作ったようなノリの話だ。ただし金(泡銭?)と頭(煩悩?)はきちんと使っていて、とりあえず客が観ることを前提とした娯楽に仕上がっている。ま、すきずきという問題はあると思いますけれど。

 観客の皆さん(自分も含めて)は、はじめはホラーだと思っていて身構えていたみたいだが、胡散臭い霊媒士が登場し、「霊的逆探知!」なんてあたりからこれがクソバカ映画(褒め言葉ですよ)であることがわかりはじめた。場内から笑いが漏れ始めた瞬間である。
 その後、「奥さん、ずっと空き家なんだろう?」とか「身体は正直だよな」とか、もう狙いまくった陳腐な台詞に爆笑。突然出現するFBIや花畑の中でのミュージカルシーンに大爆笑。もう場内大爆笑のうず。クライマックスの妙に気合いの入ったカンフーアクションシーンももはや笑いのためのギミックでしかない。
 やりすぎである。のりすぎである。確信犯的バカ映画は過剰であればあるほど、いけてるのでそれでいいのだ。

 オチはあまりにも唐突で「なんだ、結局、話が収拾がつかなくなっちゃったときの常套手段じゃねーか」と思いはしたが、だけど、いーや。楽しめたから。いやホント、いろいろとアラのある(つーかアラだらけの)ドグサレバカ映画だったッス(だから本当に褒めてるんだってば)。


お話
  1.  裏テーマは絶対『三輪ひとみをいかに破壊するか』だ。
     三輪ひとみって基本的に女王様顔なんだけど、眉間に縦じわよせて困った表情になると、途端に苛め甲斐のあるマゾ顔になる。それがいーんだなぁ。
     で、細身なボデーのくせに胸が実によろしい。うすい肩甲骨の下あたりからクッともりあがっていく感じ。すごくそそるよねー… って、ああ、またこんなこと書いちゃって、ダメなオレダメなオレダメなオレ…
     ともかく! もうなんでここまでさせるか、つーくらいにやりたい放題にもて遊んでいる。ゲロ吐かせたり、近親相姦させたり、3P(しかもひとりは死体)でアナル凌辱したり、酷すぎる惨すぎる(笑)。
     さらには、後ろまわし蹴りとか、花園の歌(ヘタ)とか、手に巻いた包帯とか、ツボおさえまくり。極めつけはラスト、血まみれで舌出しな無残な姿。もう最高っすよ。そそるー! アホかー!
  2.  ま、壊れてるのは三輪ひとみだけじゃなくて、出る役者皆遠くの世界に行きまくってるナイス演技な状態なんですが、特に押さえたいのはやはり阿部寛。変身ナ○ィアかっつーの(笑)。

お話
★★★★★

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