CHART-DATE : (2001/07)
作品

… ザ・カップ 夢のアンテナ

(監督:ケンツェ・ノルブ)


お話

 オーレオレオレオレ


お話

 よい!
 修行僧の日常とそこにまき起こる(起こす?)ちょっとしたイベント。その出来事を経験することで、成長する少年達を、淡々と、優しい目で、しっかりと描ききっている。
 サッカー好きのいたずら小僧(まさに!)ではあるが、実は人の気持ちを思いやることもできる主人公。母親離れのなかなかできない新参の少年。それを見守る厳しいが実はさばけた古参の僧。ボケているようで実は深く皆を見守る僧。
 悪人レスな市井の(?)人々の寺院修行生活。そんなごく普通の(我々からは普通じゃないが)日常を、生き生きと、そしてほのぼのと映しだす。
 お涙頂戴的なあざとさや、押しつけがましい説教くささもなく、また、ドラマチックなケレンをつけすぎて安っぽい感動ストーリーに陥ることなく、あくまでも淡々としたペースを崩さないのが、観ていて気持ちいい。

 こういう心が洗われるような映画はやはりいいもんですね。


お話
  1.  新参の二人がきたとき、お師匠様との会見のシーン。二人の座り方がなんか悩ましげでイヤ〜ンな感じ。日本だと足くずし正座って女性だけだからねぇ。う〜ん、カルチャギャップ。
     そしてそのとき出された謎の食物(飲物?)はいったい何だったのか? そしてどうやって食したのか? 知りたいぞ。
  2.  パラボラアンテナやテレビの設置がもっとドタバタになるかと思いきや、坊主さん達意外とあっさりセッティングしちゃう。いくら田舎の寺院といっても、やはり現代の人達なんだなぁとちょっと目から鱗でした。

お話
★★★★★

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